「この世の果てで恋を唄う少女YU-NO」見終わりました。
あらすじ
ある日、高校生の有馬たくや(主人公)は小包を受け取る。中身はガラスのようなものがはめ込まれたオブジェクトだった。そして次に送られてきた小包には「並列世界構成原理」と書かれた論文だった。論文に同封されていた手紙は死んだはずの父親からだった。手紙には「今夜10時、岬のふもとで、ある人物が待っているから行け。」と書かれてあった。岬に向かった主人公はそこで起こった出来事により小包のオブジェクトが「オート分岐マッピング・システム」だったことに気付く。主人公はこの装置を使って周りの人々の不幸を回避していく。
感想
タイムループ物です。原作がアドベンチャーゲームで、セーブポイントからのタイムループを繰り返してヒロインを攻略していく内容となっています。ゲームとしては面白かったかもしれませんが、色々なシナリオを盛り込んだ結果、とりとめのない内容となってしまった非常に残念なアニメでした。登場人物の行動理由も、行動に起こさない理由も全く理解できません。そして主人公が愚かすぎです。バッドエンドを多く盛り込んだので愚かな選択が多くなるのは分かりますが、見ていてイラつきます。さらにセリフにセンスが感じられません。主人公のジョークや下ネタなどは聞くに堪えませんでした。
キャラクター
アドベンチャーゲームの場合はシナリオによってキャラの性格も変わってしまう場合があります。それをごちゃ混ぜにしている訳なのでキャラクターは崩壊してしまいます。
ストーリー
ヒロインの攻略分岐ごとに最初に戻ってやり直す形でストーリーが進行していきます。シナリオを詰め込み過ぎて全体としてストーリーが破綻してしまっています。少し欲張り過ぎましたね。とにかく序盤のダラダラした展開を見ているのが辛かったです。
ラストは完結まで語られていたので良かったと思います。最後の異世界パートはストーリーとしてはそこそこ楽しめました。
評価
キャラ ★☆☆☆☆
総合 ★☆☆☆☆
2クールです。