2020年冬アニメの「ソマリと森の神様」全12話、視聴後の感想と評価を発表します。
あらすじ
「ゴーレム。それは森の守り人。森を守護し存続させるために存在する。森を巡回し植物、動物、全ての生きとし生けるものを観察し、食物連鎖には関与せずただ自然の摂理を管理し続ける。森とは生命が生まれ育まれ、そしていずれは大地に還っていく場所。森には掟がありその掟の楔として1000年の時を森で過ごし時が来れば森に還る。それが私の存在意義だと疑うことは無かった。その時までは・・・。」
異形の種族と人間との戦争の末、人間の多くは滅ぼされ迫害の対象となった世界。森の奥深くで人間の幼い少女とゴーレムが出会う。幼い少女はゴーレムを「お父さん」と呼び、ゴーレムに付きまとう。決して他者に干渉することもなく感情を持たないゴーレムが、管理する森を出てこの少女(ソマリ)と旅に出ることを決心する。
感想
人間の少女とゴーレムとのハートフルヒューマンドラマです。感情を持たないはずのゴーレムが人間の少女に心を開いていく姿に感動しました。ゴーレムならではの無感情な言葉の裏に無償の愛があふれていて本当に泣けるストーリーになっています。
殺伐としたアニメが多い中で久しぶりに感動できるアニメに出会えた気がします。
キャラクター
ソマリは明るく猪突猛進でお父さん大好きなとにかくカワイイキャラ。それに対してゴーレムは無感情でそっけない素振りの不思議キャラ。
感情を持たないゴーレムと感情のままに行動するソマリとのギャップがとても楽しくて目が離せません。
ストーリー
活動限界が近くなったゴーレムが一人では生きていけない少女の身を案じ、少女の身寄りを探す旅に出る物語です。
異形の種族にとって人間は貴重な食料となっていたため危険な旅になりますが、ゴーレムや旅で出会った種族の助けを得ながら旅を続けます。
ラストはまだ旅の途中ですが、泣けるエンディングでした。
評価
キャラ ★★★★★
総合 ★★★★★
1クール1期です。