「Fate/EXTRA Last Encore」見終わりました。
あらすじ
「Fate/Zero」「Fate/stay night」の外伝的な位置づけとなる世界観で描かれる。
月の巨大メインフレームが作った電脳空間「SE.RA.PH」において、月の聖杯である「ムーンセル」を求めて量子の願望機によって催される儀式が「聖杯戦争」である。トーナメント方式により他のマスターと戦い、勝利することにより上層へ至る。7つの階層を駆け上り、ただ一人の生き残りとなるその時まで参加者は己が願いを叶えるために戦わねばならない。
感想
全てに於いて「残念」としか言いようのない作品です。原作のゲームを未プレイだからかもしれませんが、とにかく意味が分かりません。主人公の記憶が無いので謎が多いのは理解できますが、謎を解きほぐしていく説明が納得できませんし、結局何が言いたいのかも分かりづらい説明となっています。「Fate」の世界観を電脳世界に持ち込むという発想は画期的でしたが、他の全てを捨て去っているように思います。作画についても製作がシャフトになったこともあり、もう「Fate」とは別物の作品として見た方がいいかもしれません。
キャラクター
これまでの「Fateシリーズ」のキャラクターが多く登場しますが、その性質はほとんど関連性がありません。新たな英霊も登場しますが階層ごとに消えていくので、これまでのような魅力は感じられません。
ストーリー
マスターとサーヴァントにより聖杯戦争を勝ち抜いていくという目的は変わりませんが、その世界設定は大きく変わります。まず舞台が電脳空間であり、戦闘は7つの階層を勝ち上がっていく方式が取られていることです。これによりこれまでのようなバトルロワイアル的な戦闘は無くなり、主人公が7人のマスターを全員倒していくことになります。
評価
キャラ ★★☆☆☆
総合 ★★☆☆☆
1クール10話+3話で完結しています。もしかすると「Fateシリーズ」でなければ、これほど評価が低くなかったかもしれません。