2019年冬~春アニメの「どろろ」全24話、視聴後の感想と評価を発表します。
あらすじ
時は魑魅魍魎の跋扈する時代。加賀国境にある醍醐の国の領主である醍醐景光は飢饉と流行り病を患う領民を愁い、「地獄堂」に祀られる12の鬼神と「我が天下と領土以外に我に手に入るものを何でもやろう」と契約した。その直後に生まれた景光の世継ぎには手足どころか目、鼻、耳、口、皮膚までも無かった。それでも生きていたその赤子を人知れず川に捨てることにした。
全身を作り物で身をかため、自らの身体を取り戻すべく旅に出ていた景光の子は16年後、どろろという子供と運命の出会いを果たす。
感想
原作は手塚漫画で1969年にアニメ化されていますが、内容は完全に現代風に刷新されています。ストーリー展開や魔物とのバトルシーンも十分楽しめますが、人と人との人間ドラマが非常に色濃く描かれている点が物語を趣深い作品にしています。
ストーリーが非常にシリアスな内容になっているためギャグシーンはありませんが、だからこそちょっとした仕草の微かな笑いが心に染み入ります。
キャラクター
タイトルは「どろろ」となっていますが、物語は百鬼丸を中心に展開されます。百鬼丸は終盤まで話せませんので、その行動でしか心情は図れませんが、だからこそ目が離せない存在となっています。
他の登場するキャラもそれぞれの行動にしっかりとした理由が理解できるため、全くストレスなく視聴することができました。
ストーリー
百鬼丸が鬼神を倒すことで自らの身体を取り戻していくことで物語が進行していきます。体のパーツをひとつ取り戻すごとに百鬼丸が見た目だけではなく少しづつ人間らしさを取り戻していく様子が描かれています。
ジャンルは怪奇バトル・ヒューマンドラマ。
1クール2期完結。ラストは納得のエンディングでした。
評価
キャラ ★★★★☆
総合 ★★★★☆
1クール2期完結です。