「本好きの下剋上」の1期・2期の感想・評価です。
あらすじ
本須麗乃(もとすうらの)は「本」が大好きだった。人類の知識が詰め込まれたあらゆる本を心から愛し、本に囲まれて生きることに幸せを感じていた。ところが念願だった図書館の就職が決まった刹那に死んでしまい、死ぬ間際に彼女は祈った。「神様、生まれ変わっても本がたくさん読めますように」
目を覚ますと彼女は異世界のマインという少女へと生まれ変わっていた。本さえあれば我慢できるとひらきなおったマインだが、本を求めて家中を探し回っても一冊の本も見つけることができない。本を求めてマインの苦難の日々が始まる。
感想
異世界転生モノといえば俺TUEEEバトルばかりで流石に食傷気味でしたので、こういった全くバトルが無く転生前の知識のみを利用して自らの願望を満たそうとするストーリーは新鮮でとても楽しめる内容でした。
キャラクター
主人公はただの本好きの少女であり、転生特典どころか一人で街を出歩けないほど病弱な幼い少女からの転生スタートとなります。生き残りをかけつつも自らの望みをかなえるために頼れるのは生前の知識のみという設定は斬新に思いました。
ストーリー
転生モノではお馴染みの中世ヨーロッパ風の異世界が舞台となります。死ぬほど本が好きなのに本は庶民には手に入らないほど高価な物。「手に入らないなら作ればいい!」ということで主人公が本作りに向けて一歩一歩進んでいく物語です。
1期と2期両方に共通していますが、ラストだけファンタジー色の強い終わり方をしています。好みの問題かもしれませんが、物作りや交渉事のみで話を展開して欲しかったように思います。
でもせっかくのファンタジー世界が舞台ですので、これはこれで良かったのかもしれません。ストーリー自体は非常に面白かったので。
評価
ストーリー ★★★★★
キャラ ★★★★☆
総合 ★★★★★
キャラ ★★★★☆
総合 ★★★★★
1クール2期26話。